寒暖差アレルギーってなに?
みなさん、寒暖差アレルギーって言葉を知っていますか?
なんだか、最近新しいアレルギーばかり出てきていますよね。花粉症なんて言葉もここ数年の話のような気がします。この寒暖差アレルギー今年は要注意らしいです。寒暖差アレルギーは言葉の通り、温かい場所から寒い場所へ移動したときや、カレーやラーメンなどの熱くて刺激性の強い食べ物を食べたとき、スキー場などで冷たい空気を吸ったときなどに起こります。
症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど。なんだか花粉症やアレルギー性鼻炎などと勘違いされそうですね。 アレルギーと名前がついていますが、医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれ、アレルゲン(アレルギーをおこす原因物質)が見つからないものを寒暖差アレルギーといいます。
寒暖差アレルギーは外的な要因で鼻粘膜の自律神経のバランスが崩れることによってアレルギー性鼻炎と同様の症状を起こします。治療は症状を抑える対症療法が主体となります。自分で気をつけることは、上着の脱ぎ着をこまめにして温度差を調整したり、足を冷やさないようにすることなどが挙げられています。
なぜ今年が要注意なのかというと、今の時期に珍しい夏の高気圧が日本列島にはいりこんできていて、今年は特に寒暖差が激しい恐れがあるとの話があるからです。
生活はどんどん便利になり、治療医学に対して予防医学という考え方まで生まれてきて、なんだか人間がどんどん弱くなってきていると感じるのは私だけでしょうか。私も子育てしていて感じることは、菌から遠ざけすぎると逆に菌に弱くなってしまうということ。何もかもが便利な世の中で色んな問題を遠ざけてしまえる状況が、逆に問題の根本と戦える力を奪ってしまっている。いろんな新しいアレルギーが出てくるたびに私は思ってしまいます。 |